📓 はつの副業日記

投資・資産運用

投信2本、ETF4本。元本が半分になった僕が、散らかった投資の持ち物を仕分けた話

#ETF#VYM#SPYD#VOO#HDV#ポートフォリオ整理#単元未満株#オルカン#体験談

前回の「配当は止まり、下落は直角。毎月配当の投資信託とレバレッジETFで元本が半分になった話」の続きです。

損切りが終わって、口座には静けさが戻りました。

戻ってきて、初めて気づきます。僕の証券口座は、とんでもなく散らかっていました。

今回は、増やした話ではありません。投資信託を2本、ETFを4本まで減らした、持ち物の仕分けの話です。

損切りのあとに残っていたのは、意味不明な一覧だった

腰を据えて、口座の中身を上から見ていきました。

投資信託、ETF(複数の銘柄をまとめて買える上場投資信託)、外国株、国内の個別株。買った順に、ただ積み上がっているだけの一覧でした。

ひとつずつ「なぜ持っているのか」と聞かれて、答えられるものはほとんどありません。

誰かが良いと言ったから買った。名前を見たことがあったから買った。何を買っても上がっていた頃の買い方が、そのまま残骸として並んでいます。

自分の資産がいくらなのか、ぱっと言えませんでした。

仕分けの基準は「自分の言葉で説明できるか」だけにした

減らすと決めたところで、次の問題が出てきます。何を物差しにするのか。

利回りの高い順に並べる案が、最初に浮かびました。やめました。数字で選ぶと、また「良さそうに見えるほう」に手が伸びる気がしたからです。

「これ、いま全部説明できるか」

答えは、はっきりノーでした。

基準は1つに決めます。自分の言葉で説明できないものは、手元に置かない。

金を買ったときの回で、僕は「勝った理由を必ず言葉にする」と書いていました。書いた本人が、やっていなかったわけです。今度は買う場面ではなく、すでにある持ち物のほうから始めました。

投資信託は、オルカンとS&P500の2本に落とした

いちばん数が多かったのが、投資信託でした。

残したのは2本。オルカン(全世界の株にまとめて投資できる投資信託の愛称)と、S&P500(アメリカの代表的な企業500社の株価に連動する指数)に連動するものだけです。

理由は単純でした。この2本なら、何に投資しているかを一言で言えます。「世界全体」と「アメリカの主力500社」。それだけ。

残りは、説明の途中で詰まりました。詰まったものから外していきます。

毎月分配型は、1本も残していません。あの仕組みは前回で懲りました。

外国株は、名前を知っているだけのものから外した

外国株にも、同じ物差しを当てました。

本で見かけた。有名な会社だった。動機は、そのレベルです。事業の中身も、なぜその値段なのかも、僕は説明できませんでした。

有名な会社を持っていること自体を、判断だと思い込んでいたんです。

ここは迷いが少なかったです。説明できないものを残す理由が、どこにもありませんでした。

ETFは、VYM・SPYD・VOO・HDVの4本に集約した

いちばん時間をかけたのが、ETFでした。

残したのは、この4本です。

残したETFどういうものか僕が言えるようにした一言
VYM米国の高配当株に広く分散するETF配当をもらいながら、米国全体に薄く乗る枠
HDV米国の高配当株を財務の面から絞ったETFVYMより銘柄を絞った側の受け皿
SPYDS&P500の中から配当利回りの高い銘柄を集めたETF配当寄りの色を、もう一段強くする枠
VOOS&P500に連動するETF配当ではなく、指数そのものを持つ枠

右の列は、当時の僕がノートに書いた言葉です。うまくもないし、正解でもない。それでも、詰まらずに最後まで書けたのは、この4本だけでした。

高配当が3本並んでいるのは、単純に僕が配当好きだからです。ここは好みで、理屈ではありません。

気づいたら、単元未満株が100銘柄近くになっていた

残ったのは、国内の個別株でした。

単元未満株(100株単位ではなく、1株から買える仕組み)で、少しずつ買い集めていたものです。1株なら数千円で買える。その気軽さで、気になった会社をぽちぽち押していました。

一覧を下までスクロールして、白目を剥きました。

100銘柄近くあったんです。

1銘柄あたりの金額は、小さい。それでも数が100近くまで増えると、全体で何にいくら乗っているのかが、まるで見えません。分散しているのか、ただ散らかっているのか。その判断すらつきませんでした。

どうしていいかわからないものは、触らないことにした

ここで、僕は手を止めます。

100銘柄を1つずつ調べて、残すか売るかを決める。やろうとして、すぐ無理だと悟りました。当時の僕に、その体力も知識もありません。

適当に売れば、「なんとなく」の判断がまた1つ増えるだけです。整理という名前で、同じ失敗をやり直すところでした。

「わからないなら、今日は触らない」

そう決めて、単元未満株はまるごと据え置きにしました。

判断を先送りしただけ、と言われればそのとおりです。それでも、わからないまま動かすよりはましだと思いました。個別株に手をつけるのは、ここから数年後になります。

僕がやった順番は、この3つだけです

並べてみると、たいしたことはしていません。

  • 全部を1つの画面に書き出す:投信もETFも外国株も個別株も、種類で分けずに一列にする。数えるまで、僕は自分の持ち物の数すら知りませんでした
  • 1つずつ「説明できるか」で○×をつける:値段も利回りも見ません。言葉にできたら○、詰まったら×。それだけです
  • ×から減らし、迷ったものは動かさない:×を手放していく。○でも×でもない山は、残したまま次に回す

3つ目が、いちばん効きました。全部を今日きれいにしようとすると、たいてい雑になります。

整理する前と、整理したあと

変わったところを並べます。

整理する前整理したあと
投資信託何本あるか数えていないオルカンとS&P500の2本
ETF買い足した分だけ、ばらばらVYM・SPYD・VOO・HDVの4本
外国株名前で買ったものが混在整理して手放した
国内の個別株単元未満株が100銘柄近くそのまま据え置き(判断を保留)
資産の見え方合計すら言えない何がどこにあるか言える

いちばん下の行が、この回でいちばん動いた場所です。

金額が増えたわけではありません。整理の過程で確定した損も、もちろんあります。それでも、口座を開いたときの気持ちは前とまるで別物になりました。

僕がこうしておけばよかったこと

  • 買う前に、一言で説明する練習をする:持ち物の整理は、要するに買うときサボった宿題です。買う瞬間に1行書いていれば、この作業自体が要りませんでした
  • 「気軽に買える」は、あとで効いてくると知っておく:1株数千円の気軽さが、100銘柄近くの迷子を作りました。1回あたりの安さより、増える速さのほうが問題だったんです
  • わからないものは、わからないまま置いておく:無理に決着させると、整理のつもりで新しい失敗を作ります。保留は、負けではありませんでした
  • 持つ本数の上限を、先に決めておく:何本までと決めていれば、そもそも散らからずに済んだはずです

上の3つは、全部「先に言葉にしておく」の言い換えでした。

減らしたら、やっと自分の資産が見えた

元本の半分は、戻ってきません。

それでも、この整理をした日から投資の景色が変わりました。口座を開いて、上から順に「これは何で、なぜ持っているか」を言える。当たり前のことですが、僕には初めての状態でした。

増やす話をする前に、まず数える。散らかったところからでも、そこからならやり直せます。

僕は元本を半分にしてから、やっと数えました。順番としては最悪です。それでも、数えたこと自体はいまも効いています。


次回は、株主優待の魅力にはまって、外食系の株を集めていった話を書きます。


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